「信心の休憩所 オアシス035」のサイト管理人のブログです。
詳しくは、メニュー欄の概要カテゴリをご覧ください。パスワード記事についても案内しています。
オアシス035についてはメニュー画面のリンクをご覧ください。
ブログのコメント欄には、信心のご相談や、オアシス035の内容に関するお問い合わせ、ご感想、著書に関する内容などは書かないでください。
そちらについては、オアシス035のサイト内のフォームから御連絡ください。m(_ _"m)
(・_・;) 話題のニュース。
京都大学が、新たな1型糖尿病の治療方法として
IPS細胞を利用したインスリンを分泌する膵島細胞シートを開発したという話。
京都大学が、新たな1型糖尿病の治療方法として
IPS細胞を利用したインスリンを分泌する膵島細胞シートを開発したという話。
画期的な話に聞こえるけど、ちょっと怪しい感じもするね。
このIPS細胞が、患者本人の物ではなく、
(健康な)他人様のIPS細胞を利用するという事なので。
自己免疫の異常を起こしやすい1型糖尿病の患者が、
他人様のIPS細胞から作った膵島細胞のシートを皮下に移植するというのは、
理解し難いです。 (-_-;)
この期に及んで、免疫抑制剤を飲む気はないですよ。私は。
これまで細胞移植や臓器移植を選ばなかった理由はそこにあります。
(頭で悩むことなく、自分で適時適切な量のインスリンを分泌できたとしても
それが他人の臓器や細胞である以上、自己免疫の異常を誘発する可能性を増す事となり。
別の新たな自己免疫疾患を発症する事になりかねません。
免疫抑制剤があるとしても、その負荷は大きいにも関わらず、効果は絶対ではありません。
今の自分の健康状態においては、移植はマイナスの不安定要素が大きいのです。)
まぁ… ドナーから頂く膵島細胞の移植とは違うのでしょうけど、
それでも自己免疫異常のリスクを無駄に増やしてる気がするんだよね。
どうして他人様のIPS細胞で、イチから膵島細胞を作るのよ?
患者本人の細胞で、イチから膵島細胞を作れば確実で安全なのに。
元となる患者の遺伝子に明確な問題があるわけではないなら、
患者本人のIPS細胞で問題なさそうだけどね?
(-ω-;) ウーン・・・
ずーっと昔。80年くらい前の事。
1型糖尿病の患者さんは、赤痢などの誤診で適切な手当てを受けられず、
ケトアシドーシスであっという間になくなっていた時代。
幸運にも糖尿病と診断がついた患者さんは、豚由来のインスリンを注射していたそうです。
それだと、今のインスリンに比べて、皮膚の硬化やシコリができる問題がありました。
注射の後に、皮膚が赤くなる事もあったらしいです。
現代のインスリンでも皮膚の硬化やシコリはできますが、ブタのインスリンほどではないそうです。
皮膚が赤くなる事もありません。
ブタインスリンの頃は、1回の注射でかなり皮膚が盛り上がったり、赤くなったりして、
落ち着くまでにかなり時間がかかったらしいです。
現代では、何日も打ち続けてから皮膚が盛り上がったり固くなるので、だいぶ違います。
(それでも、元には戻りません。1日の中で複数回、しかも毎日だからね。^^;
まったく注射をしなくなれば、日数の経過で戻るかもしれない。
そう思える程度には、低い盛り上がり。)
子どもの頃、お年寄りの患者さんの話を患者会の雑誌か何かで読んで
「毎日 大変だけど、昔に比べたら進歩してるんだな。
たくさんの患者さんの苦労があって、今のインスリンがあるんだな」と、勉強になりました。
今の自分の 日々の苦労の積み重ねも、
きっと未来の患者さんにとって役に立つ日が来るのだと、励みになります。(-ω-、)
病気の苦労も、社会的な苦労も、小さな苦労の積み重ねは
きっとどこかで役に立つわけですね…。
だから手間でも、大変でも。少しの勇気を出して、
伝えるべき場所にフィードバック(報告・提言)するのです。
今は叶わなくても、取り上げられなくても、いつかは役に立つ事もあるから。
まだ見ぬ後輩の為なのです。(自分が既に先人から利益を受け取っているからねw)
(現代では人工的に作ったヒトインスリン製剤を注射しています。
培養の課程で牛由来の培地を使う、と聞いた事はありますが、
ヒトから直接採取したものを使うという話は、聞いた事がありません。
牛由来の培地は原材料ではないので、インスリン製剤に直接混ぜている訳ではないとの事。)
・・・ (゜-゜) と、いう訳で。
ブタのインスリンを使っていた過去に比べれば、今回の研究は
患者本人ではないとはいえ、ヒトのIPS細胞から作ったシートなので、まぁ・・・
悪くはないのかもしれませんが。
しかし。
注射後に消費される(消える)インスリンと違って、この膵島細胞シートは「移植」されます。
その後は継続的に患者の体内でインスリンを分泌し続ける事になります。
消費されて消えるホルモンであるインスリンと、体内に留まって活動し続ける細胞シートでは、
同じに考えることはできないと思うのですが。
(だってさ。同じヒト科とはいえ、
型合わせもしていない他人様の IPS細胞から作られた膵島細胞だよ?
それを集めてシート状にしたものを、患者に移植するってさ…。
他人様のタンパク質が残らないとか、型合わせの必要がないって、どうして言えますか?
臓器移植はもちろんだけど、細胞移植でも型合わせは重要なのに。
「患者本人の細胞から作るには、完全オーダーメイドでコストがかかる」って話なら、いくらかかるか教えてほしいわ。
他人様ものなら、IPSの技術を使う意味がない気がする。
あれかな。 私はIPS細胞を、
移植のリスクを回避するもの、移植後の臓器・細胞を長持ちさせるものと考えるけど
研究者側は、ドナーの不足を解消するもの、としか考えてないからこうなるの?
なんだかなぁ…。 微妙。)
まあ、これから治験を重ねるようですし、
研究者の皆様、協力者の皆様に感謝をして、様子を見ましょう。
あまり期待できない気がするけどねw ^^;
PR
Comment